失敗するプロジェクト
ソフトウェア開発は難しくない。
きちんとした学習を行えば高校生、いや、中学生だってソフトウェアを書くことができる。
でも、きちんとしたお客さんが満足するソフトウェアを作り出すことができるのは
極めて少数の極意一部の人たち(チーム)だけだ。
ソフトウェア開発を成功させるときに障害になるもの。
難しいのはそれにまつわる政治や、お金、人間のことだ。
プロジェクトをだめにするのはいつだって、ソフトウェアのこと以外だ。
ソフトウェアを開発している会社やチームのほとんどは、それ、
そのことに気づいている。
また、この業界で働く人たちの(たぶん)半数以上はその失敗を目にしているし、
その渦中に巻き込まれていた経験があるはずだ。
原因はたくさんあるがこんな感じではないだろうか。
・開発の規模を見誤って、安く受注してしまった
・要求をまとめることができず、開発期間が延びてしまった
・トラックメンバーの急な離脱
・合意形成の記録が残っておらず、仕様変更を断れない
こんなの、今はじめてみるものは何もない。
よくありふれた失敗で、少しでも調べてみれば事例は山ほど出てくる。
でもなぜ、同じ過ちを繰り返すのか?
ギャンブルと一緒なんだ。
もう少しやればうまくいくかも
あと少し我慢すれば道が開けるかも。
ひとはみんな無意識のうちに
ハイリスク、ハイリターンを求めてしまうのかもしれない。
で、失敗したら失敗したで
みんな誰かのせいにしたいのだ。
自分以外の、むかつくあいつのせいにしたいのだ。
そのおかげで、学ぶ機会を逃している。
僕自身でさえ正しく現実を見ることがまだできない。
あいつのせいだと思っていたり、あのときにあいつが、、、と考える。
反省しないでまた過ちを繰り返す
ソフトウエア工学の規律は、情報化時代の社会の要求を満たすために必要な成熟した工学の規律より数年、いやおそらく数十年は遅れている。WB_P25
— トム・デマルコbotさん (@DeMarco_bot_jp) 8月 21, 2012
どうすればうまくいったのだろうか。。
moremagic
2012-08-21